不注意でETCカードが故障することもある

ETCカードの故障は長期使用による経年劣化だけが原因ではありません。

人為的な原因で壊してしまうことも十分考えられます。

他のクレジットカードと比べて持ち運びや抜き差しの機会が多いだけに、取り扱いには十分注意しましょう。

車内に放置して破損

いちばん多い破損原因のひとつです。

真夏の閉め切った社内の温度はあっという間に50℃を超えます。

そんなところにカードを置いていればETCカードでなくても確実に変形してしまい磁気異常を起こしてしまいます。

ETCカードを差しっぱなしにしていた場合はどうでしょう?車載器には一体型と分離型の二種類があります。

分離型はアンテナと本体(カードを入れている部分)が分かれているため、本体を熱がこもりにくいところに設置すれば高温による破損はあまりありません。

一体型の設置場所はダッシュボードの上になるため、とくに高温にさらされる環境です。

「ETCカードは差しっぱなしにしておいたほうがよい」という意見もありますが、破損の危険性もあるため長時間車を離れる場合は抜いておきましょう。

磁気のあるものに近づける

強い磁気を発生するもののそばに置いておくと磁気異常を招きます。

身近なところに意外と磁石はあります。

至近距離に近づけさえしなければ大丈夫ですが、くれぐれもカードを磁石で留めたりすることはやめましょう。

家電も電子レンジやテレビなど磁気を発生させます。

スマホなども気を付けましょう。

子供のいたずらでハサミなど、金属を触れさせることも故障の原因になります。

強い圧をかける

そんなことをする人はいないと思いますが、カードを故意に折り曲げたりすることは厳禁です。

ですが、不注意で曲がってしまうことがあります。

いちばん危険なのが、SAなどで高速道路を一時的に降りる際、カードを抜いてお尻のポケットに直に入れてしまった場合です。

それを忘れてうっかり腰掛けてしまったら、カードに強い圧力がかかって破損しかねません。

カードを抜いたら財布かカードケースに入れるなど、安全なところにしまっておきましょう。

ICチップの破損や水損

ETCカードだけではありませんが、カードの表面にはICチップといって金属がむき出しになっている部分があります。

その部分を触ったり傷つけたりすることもエラーや破損の原因になります。

手が触れてしまったり軽い接触程度なら問題ありません。

雨の日などETCカードをポケットに入れたまま移動するなど水損の原因を作ってしまうこともあります。

出口でETCカードのエラーが発生した場合

ETCカードを利用して高速道路の出口を通過する際、何事もなければETCレーンの上部にある無線機と車載器のアンテナでデータ通信が行われ、開閉ゲート(バー)が開く仕組みになっています。

ですが、万が一何かしらのエラーが発生してゲートが開かなかったり、トラブルになってしまったらどうしたらよいのでしょう。

高速道路を降りる際、ETC専用レーンに減速しながら入っていきます。

すぐに停まれるスピードと定義づけられているため時速20㎞程度です。

通常であれば、路側表示器に緑色の矢印が点灯し前方のバーが開いて通行可能となります。

もしエラーが出た際には車載器からもエラーの警告音が出ますが、路側表示器にも「STOP」の表示が出て、バーも開きません。

減速しながら入っていくのはこのためです。

バーに接触しないように、速やかに車を停めましょう。

この際、焦って車の外に出たり、路側を歩いたりしてはいけません。

思いもよらぬ事故につながりかねません。

バーの手前にインターホンがあるので、車の窓を開けて係員の指示を仰ぎましょう。

たいていは、係員に直接ETCカードを渡して清算してもらうというかたちになります。

もちろん直接支払ったとしてもETC割引は適用されますので安心してください。

ETC専用レーンに限らず、料金所は必ずといっていいくらい、後続車が後ろに並んでいます。

もし、エラーがあってゲートが開かなかった場合は車を停めるだけにしましょう。

バックで戻るようなことは絶対にしないでください。

前のほうに行き過ぎてインターホンが遠くなったとしても、戻ることは厳禁です。

大きな声を出すなどして対応しましょう。

後続車の中には、減速をせずにETCゲートを通過するのが当たり前といったような感じで侵入してくる車両もあります。

この場合、ルールを守って停車しても、後続車がすぐ後ろに迫っているため追突しかねません。

やむをえずですが、ゲートを通過するという方法もあります。

バーは柔らかい素材のため、車に傷がつくことはありません。

後で必ず連絡・清算が必要となります。

もし、後続車が何台も並んでいる場合エラーが起こってしまっても、焦らないことが大事です。

エラーは誰にでも起こりうることなので、お互いさまです。

後続車に迷惑がかかると思うかもしれませんが、対応が終わるまで落ち着いて行動しましょう。

たまたま後続車がいないからといってバックして一般レーンに迂回するなどもってのほかです。

車のスピードは思いのほか速いものです。

大事故を防ぐためにもルールを守ってください。

エラーでETCカードが未払いになってしまったとき

ETCカードを使って高速を走行していて、料金所の出口でエラーになった場合、その場で停車して対応することが義務付けられています。

ですが、予期せぬエラーで焦ってしまうことももちろん考えられます。

焦ってしまったり、後続車が減速しないせいで、やむをえずそのままゲートを通過してしまったらどうなってしまうのでしょうか。

不正通行とみなされたらどうしよう、支払いはどうなるのか、罰金になってしまうのかなど心配になってしまいますよね。

対応はどうすればよいのでしょう。

勿論、その時の状況によって適切な対応方法があります。

【高速道路ご利用の方|NEXCO 東日本】このサイトで出口付近でエラーになった場合の対応方法が記載されています。

料金が未払いになてしまった場合についても記載されているので、もっと詳しく知りたい方は一読するといいでしょう。

さて、対応をすればよいのか書き出していこうと思います。

まず、ETCゲートをエラーのまま通過してしまったら、なるべく早くその高速道路を管轄している道路会社へ連絡しましょう。

その際、通過した料金所の場所とゲート№・日付・時刻・車種・車の色・ナンバーなどなるべく詳しく申告しましょう。

道路会社で情報を調べて、通行の記録が確認できたらカード会社に請求されます。

その後、通行料金がETCカードからクレジット料金として引き落としされます。

道路会社によっては現金で支払うことも可能ですが、手続き用の書類を記入して事業所に直接支払ったり、再度利用した道路会社の高速道路の料金所へ次回通行時に支払うことになります。

道路会社によっては通行の上限料金を支払うがあるところもあります。

郵送での送金もできるところもありますが、いずれにしてもたいへん不便で損なので、ETCカードで支払うことをおすすめします。

もし、通過をしたままうっかり連絡を忘れてしまったらどうなるでしょう。

それがうっかりであっても、払うつもりがあってもそのうち連絡しようと思って延び延びになってしまったとしても、不正通行とみなされる可能性があります。

道路会社によっては正規の通過料金の他に割増金を加えて請求される場合があります。

とくに悪質とみなされた場合は、警察への通報も避けられません。

道路整備特別措置法により、30万円以下の罰金が別途課せられる場合があります。

皆さんが思う以上に、高速道路上の不正通行は横行しており、取り締まりも年々厳しくなっています。

高速道路を降りてからすぐに連絡をするぐらいの速やかな対応がドライバーに問われます。

悪質かどうかは道路会社のレコーダーがきちんと記録をしているため、後続車のせいで通過せざるをえなかったり焦って通過してしまったり、明らかに故意ではないとわかる場合には不正通行とはみなされません。

そこは安心してください。

そういったことを想定して、すぐ連絡できるよう電話番号を控えておくのもいいかもしれません。

ETCカードの車載器が故障したとき

ETCカードと同様、車載器も長年使っていれば寿命は必ず訪れます。

2~3年で壊れることはめったにありませんが、10年ぐらいをめどにメンテや交換をしたほうがいいかもしれません。

車載器は、カードの読込エラーが出たり出なかったり、ランプが点いたり点かなかったり異音がするなど、多少調子が悪くなったなという予兆があれば、故障の前に修理や交換もできますが、最近の家電製品はある日突然電源が入らなくなったり動かなくなったりするケースがたいへん多いです。

車載器に関しても、何の予兆もなく壊れてしまったらどうすればいいのでしょう。

ましてや高速道路を走行している真っ最中だったというケースもなくはありません。

そんな時の対処方法を説明します。

高速に乗る手前で故障に気づいたケース

この場合は、やむをえずですが一般レーンに入り通行券を受け取りましょう。

出口も同じく一般レーンから出て現金精算をすることになります。

一般車と同じ扱いとなるため、ETC割引は適用になりません。

高速に乗る手前で故障していたが、気づかずETCレーンに入ってしまったケース

故障に気がつかず、入口でエラーが出てしまった場合です。

出口でのエラーと同じく、速やかに停車し係員の指示を仰ぎましょう。

エラーのため、データが記録できませんので、係員が通行券を発行してくれます。

出口は係員のいる一般車レーン(もしくは兼用のレーン)に入るようにしましょう。

そこで係員に事情を話して通行券とETCカードを提示すれば、料金所内のカードリーダーに読み取って精算をしてくれます。

やむをえない事情のため、ETC割引は適用されることが多いようです。

ETCは、無線で入口と出口を通過したデータを車載器でやりとりすることが大原則です。

本来は手渡しでの清算は推奨できませんので、このようなケースに当たったらすぐに修理・交換をしましょう。

入口では問題なく通過できたが、出口で車載器の故障に気が付いたケース

まれなケースかもしれませんが、通行中に故障してしまった場合です。

高速の出口でエラーが出るため、そこで気づくことになります。

この場合も速やかに停車し、インターホンがありますので事情を話しましょう。

係員がやってくるので、ETCカードを提示して現地清算をしてもらうことになります。

後続車が迫っている場合があるので、バックしたり車から降りるのはやめましょう。

後続車がいない場合は、ハザードランプをつけておいた方が無難です。

前方で異常があったことを知らせることができるため、後続車も車間を開けて止まってくれるからです。

ETCカード、別のカードに差し替えることは可能?

高速道路を走行中に、万が一ETCカードにエラーが生じた場合どうすればよいのでしょうか。

通常は出口でETCカードに不具合があった旨を報告して、係員の指示に従うのがいちばんベストでしょう。

ですが、予備のETCカードを持っていたり、同乗者がETCカードを持っていてそのカードが通常に利用できる状態だったら、差し替えは可能なのでしょうか?また、諸事情で入口を通過したETCカードではなく、本当は別のETCカードを使って精算したかったというケースも考えられます。

道中、ETCカードの差し替えをしても問題ないのでしょうか?

差し替えをしても問題がないケース

料金所の入口で課金がなされる高速道路がこれにあたります。

入口を通過した時点で通過料金が決定されるため、ETCカードに既にその情報が書き込まれるからです。

この場合は、出口に料金所がないためそのまま出ていけばいいだけです。

入口の時点でエラーがなく課金がなされていれば、その後ETCカードに不具合が生じたとしても未払いになることはありません。

おわかりかと思いますが、他のカードに差し替えて精算することはできませんので、差し替えをしても無意味です。

差し替えをしたら問題が起こるケース

入口と出口に料金所がある高速道路です。

高速道路の入口でETCカードに記録された情報をもとに、出口のETCレーンで走行距離に応じた金額を自動的に計算して課金します。

途中でカードを差し替えたらどうなるでしょう?とうぜん、入口の情報のないETCカードのデータが反映されるためエラーが起こります。

エラーが起こったらバーは開きませんので、係員に入口を通過したETCカードを提示して手動で精算してもらうことになります。

そのまま無視してゲートを通過しても後で支払いの義務が生じるためいいことはありません。

後続車の迷惑にもなりますので、むやみな差し替えは絶対にやめましょう。

途中でETCカードに不具合があったと気づいた時は係員のいるレーンに行って直接清算をする流れになります。

ETCカードの故意の差し替えは犯罪にもつながる?

故意にETCカードを差し替えて、入口の情報と出口の記録情報が異なるようにして、差額で得をしようとした人がいます。

これは立派な犯罪で電子計算機使用詐欺の罪になり、実際に逮捕者も出ています。

安易な気持ちのETCカードの差し替えは、本人にその気がなくても疑いのもとになりかねません。

ルールを守ってETCカードを利用しましょう。

ナンバー変更したらETCカードでエラーが起こった場合

引っ越しが決まってナンバープレートを交換することになった、新車に買い替えてナンバープレートが変わったなど、車に乗っているとナンバーが変わることはしばしばあります。

この場合、ETCカードはどうなるのでしょうか?もし、何も手続きしなかったとしても、ETCカードとしての最低限の役割は果たしてくれます。

高速道路を通行して精算する分にはゲートも開きますし問題がないといえますが、正しいことではありません。

そもそも車両情報が異なるため、利用規約違反となり不正通行とみなされる可能性もあります。

そのうえ、車両情報が異なるとETC利用照会サービスやマイレージサービスを受けることができなくなってしまいます。

ナンバープレートを変更したら、何をすればよいのでしょう。

いかなる事情でも車両の情報が変わったら、車載器を再セットアップすることが必要になります。

車載器の車両情報を新しくするための作業ですが、最初に車載器をセットアップしたときと同様、認可を受けた業者でしか行うことはできません。

自分で作業することはできないと考えて間違いないでしょう。

業者はインターネットで探すか、近くのディーラーやカー用品店で行うことができます。

値段の相場は約3000円ほどで、おおよそ1時間程度で作業は終わるので面倒くさがらずすぐに済ませましょう。

再セットアップに必要なものですが、車検証の原本・車載器本体(車載器だけを持ち込む場合は電源ケーブルも必要)・セットアップをする本人の運転免許証・申込書になります。

前回セットアップした際の控えを持っていれば、車載器登録番号・形式登録番号の二点が確認できますので手続きがスムーズに行えます。

あれば持参しましょう。

きちんとセットアップされているか、車載器に記録されている内容を確認したいという人もいるかもしれませんが、それはできません。

それだけ、車載器の情報は繊細なものになります。

再セットアップされれば、マイレージサービスや照会サービスが利用できるようになりますので、それできちんとセットアップできているということがわかるでしょう。

補足ですが、引っ越しでナンバープレートが変わったなら、ETCカードの情報も変更する必要があります、クレジットカード会社にきちんと住所変更の届けをしておきましょう。

また、マイレージサービスの住所変更や車両情報変更も必要です。

とうぜんですが、免許証や車検証の変更手続きも忘れずに行っておきましょう。

きちんと手続きしてマナーやルールを守って、新天地でのETCライフを満喫してください。